鎌倉に赴任すること7年。その間、家族構成に応じて住むところを変えてきた。
最初は2DKのアパート1階に住み始めた。その時、妻と結婚し、妊娠した。日中も薄暗く、少しかび臭い感じの部屋だったため、妊娠を契機に引っ越すことにした。
最初の場所からは少しだけ離れた新築のマンション。間取りは3LDKの65㎡。夫婦と生まれてくる息子との3人では十分の広さだ。
その引っ越しからしばらく経ったある日、妻は引っ越しで動きすぎたのか破水し、入院して30時間後に長男を出産した。
しかし、このマンションの場所はいつも渋滞する幹線道路に面し、その幹線道路もまともな歩道もない狭い道路だった。
すぐ裏には小道があるが、原付が飛び出してくるなど、生まれた長男も何度か危ない目に合った。
そういう事情を踏まえ、次男の出産を契機に安全であろう閑静な住宅地に引っ越すことを決めた。
次の住まいは藤沢市の高台にある高級住宅地。土地の広さは60坪。木造2階建てで3LDKの100㎡だ。築10年ほどの木造住宅だったが、周辺の賃貸情報からすると月20万円ほどするであろう家賃が、定期借家という条件もあり正規の7-8割の値段で借りられた。
リビングは南向きで日当たりはよく、庭が広いため子供はのんびり走り回った。自宅の前も道は広く、閑静な住宅地でもあったため車の通りは少なく、親としては安心して生活できた。
できることならその家を買い上げたかった位だ。
のびのびとできる環境にあり、三男はその自宅で助産師に取り上げてもらった。
残念ながら3年とちょっとの快適な生活が終わりを告げる。やむを得ず新たな賃貸物件を探すことになった。
3人の息子を抱える我が家は、とてもじゃないがマンションには住めない。それゆえ、借家を探すことになった。
再度、鎌倉市に引っ越し、これまた新築の借家に引っ越すことにした。決め手はすぐ目の前に小さいとは言え公園があることだった。
長男次男はその公園でよく遊んだ。周囲にはアパートがいくつかあるが、そこに住む子供たちとも一緒に遊ぶようになった。
近くの小学生も息子たちの面倒を見てくれる、そんな子供たちが集まる公園だった。
問題は、目の前の道路が意外と交通量が多いことだった。そして、しばしば中高生の自転車とそこを行きかう車との接触事故が起きていることだった。
やはり、もう少し安全な場所を求めるようになった。
この頃から家を建てることを意識し始めた。
赴任してから今まで正規の引っ越しは赴任時も含めると3回。それ以外に応援で離島やへき地に何か月か住んでいたことを数えると計7回になる。
わずか7年で計7回引っ越すってことは毎年引っ越しているようなものだ。この引っ越しってのは意外に金がかかるものであり、車好きの我が家は貯金がほとんどない状態だった。
ということで、そろそろ安定した生活を手に入れるために家を建てることを決めた。
そこから始まる苦難の数々。その記録の一端をここに記す。。。
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