始まりは、自分が長年使っていたデスクトップPCの不具合だった。
昨年夏ころから起動しなくなり、使えない状態になっていた。
年賀状も妻のデスクトップPCを使って、一からデータを入れ直して印刷したが、
やはり自分のデスクトップを生まれ変わらせたかった。
ということで、年末のタイミングでマザーボードなどを入れ替えて組み立てなおし、Windows 10をインストールし直して、ほぼ新しく生まれ変わったデスクトップマシンが出来上がった。
しかし、この時使っていたPCケースは、大学時代から使っていたCooler Masterのアルミケースで、ファンもガタついて時々異音を発している状態だった。
そろそろPCケースも寿命かな…
そう思い、新しいPCケースを検討していた時に、このケースに出会った。
概要
PCケースはCOUGARのPANZER Maxというフルタワー型だ。
参考 : http://cougargaming.com/ja/products/cases/panzermax/
大きさは高さ61.2cm幅26.6cm奥行55.6cmと今まで使っていたものより一回り大きい。
元々デスクトップ本体を置いてあったデスクの下はこのケースでは若干低く、わずかにスライド引き出し式のキーボード置きに引っかかってしまう。
しかし、本体の横から見える中のイルミを自分のモノにしたいという衝動に負けて購入した。
開封
箱から取り出すと、ビニールを被った黒い布に包まれたモノが現れた。
一枚一枚剥いでいくと、やっと本体を拝むことができた。
目の前に現れたヤツは予想通りデカかった。
デスクの下に入れようとすると案の定少し当たる。
さて、、、どうしようかな~?まぁいいか、やっちゃえ!
みたいなのりで組み立て始めた。
組み立て
組み立てる前にまずは以前使っていたマシンからパーツを全て取り外さなければならない。
基本は付けた順と逆に外す訳で、僕はまずグラフィックカードから外して行き、次いでドライブ類、マザーボード、電源と外していった。
そして、新しいケースにまた組み込んでいく。
電源を取り付ける為には、そのスペースにアプローチしなければならないが、あまり親切でない説明書の図では分かりづらかった。
とりあえず、裏のねじをはずし後は力業ではずした。
しっかり確保されているスペースに電源をセットし、ケースに付属していたネジで後ろから固定する。ちゃんと規格が決まってるのか、しっかりねじ穴に固定できた。この辺りは、中国製といえども昔より質が良くなってきている様に思う。
(昔は穴の位置がずれてるのなんてザラだった…)
そしてカバーを取り付けて、次のステップへ進む。
電源を付けたら次はマザーボードを取り付ける。これもちゃんと専用のねじがあるからそれで固定。これもしっかりポジションが定まった。
ここで、電源からのケーブルとSATAケーブルの関係でドライブ類のポジショニングに悩んだ。
ドライブ類は、本体正面上部の5inchベイと、裏側(正面に向かって右側)のケーブルを納めるスペースに綺麗に収まる場所がある。2.5inchのドライブは
4基、3.5inchは2基固定できるようになっていて、それぞれ取り外し可能なカセットに固定してから、ネジで固定する形になっている。難しい場所でネジを回さないで良い工夫がされてるなど、この辺りもなかなか便利な作りだ。
ただ、ケースが大きい分だけケーブルはギリギリだった。特に電源の確保に悩み、当初は一番下に配置する予定だった2.5inch SSDを一番上に移動し、5inchドライブと連続する形で電源を這わせた。
その他のケース付属のケーブルや、グラフィックカードの電源なども繋げ、何とかケーブル類をまとめたところで最後にタイバンドできれいにまとめて固定。
ところで、このケースには本体正面上部にファンの速度を手動で調整するスイッチがついているが、ソフトレベルで変更するつもりだったので敢えてファンにはつなげずに片付けた。このファンを繋げるための分配ケーブルも付属しているなど、色々親切に考えられているところはとても感心させられた。
とりあえず、今までなかったフロントパネルの音声入出力端子とかができてそれだけでもうれしい。
それに、配線とかで苦労はしたけど、見た目がすっきりしたし、何よりドライブが綺麗に収納できるのが何より良いと思った。