住民基本台帳カード(住基カード)を作ってみた。
きっかけは、妻が行きたがっているとあるイベントで必要だから。
しかも、顔写真付きが必要とか。
で、これを機に家族全員のを作ってみることにした。
鎌倉市の場合、いくつかある支所でも申し込みはできる。
ただ、この場合は即日交付はできない。
申込書と写真を持って支所に行き、後日発送される確認書にサインをしてまた支所に行くと受け取れるという仕組みだ。
住基カードそのものは、住基ネットという全国の住民基本台帳情報を番号化して管理しようとするシステムの一アイテムでしかない。
元をただせば「住基ネットの存在が良いのか悪いのか?」という議論に展開するのだろう。
個人的には、セキュリティの問題などがクリアされるなら大いに賛成だ。
ありとあらゆる個人情報が、もしカード1枚で得られるなら、そしてそれが正しい目的のために使われるなら、世の中はかなり便利になるだろう。
ただ、こういうのを扱うのが人である限り、おそらくは完全なセキュリティなんてものは存在せず、多かれ少なかれの情報漏洩は覚悟しておかなければならない。
とまぁ、そんなことを考えながら申し込みを行った。
で、できあがったカードが上の写真。
妻に「人相悪っ!」って言われてしまったけど、
まぁ、自分で撮った写真だし仏頂面してるから仕方ないか?と自分で慰めてみる。
とりあえず出来上がったカードは「シンプルでいいんじゃない?」って感じ。
基本的に簡単な情報しか載せていないが、ここでは一応モザイクかけてます。
左下にはQRコードが付いていて、どうやら誕生日が載っている様子。
裏面は免許と同じように変更事項があれば書き込めるようになっている。
当然、公的な身分証明書として免許証と同じだけの効力を持つのだが、
カードそのものはICカードだから、今後は様々な電子サービスが期待される。
参考(http://juki-card.com/index.html)
たとえば、今後引っ越したりする時、昔なら転出届と転入届をそれぞれ出しに行かなければならなかったが、このカードがあると引っ越し先で転入届と住基カードを出せばいい。
その他、公的証明の交付や、電子申請など、さまざまなサービスがインターネットでできたりもする。
ただし、その場合にはICカードリーダライタ(ICカードを読み込んだり書き込んだりする機械)が別途必要だったりで手続きが少々面倒だったりもする。
それでもいつでも手続きできるようになると便利だよね。
(ICカードリーダライタは市町村によって適合機種がある様子。鎌倉市ではこちら。その他はこちらを参照。)
とまぁ、色々便利そうなことを書いたけど、いまいちだなぁと思うのは…、
有効期限が10年間で、大人はまぁいいと思うけど、小学校に入って間もない長男以下の息子たちの顔写真が10年経ってそのままってのもどうかと思い、支所の担当者に訊いてみた。
すると「基本的に顔写真の顔と違ってきたからと言っての再発行は受けていない」との回答。
この辺りは役所的な対応だなぁ、と残念に思った。