高校時代に毎日一緒に登校した友達がいた。
大阪の私立高校に通う僕らは、乗る電車は違ったが、同じ駅で降り、学校までをいつも同じ時間に歩いて通っていた。
高校１年の時は同じクラスだったこともあり、よく一緒に登下校した。
その関係は、クラスが別々になってからも計３年間続いた。
大学は各々大阪と京都で別れ、僕らは連絡を取らなくなった。
そして社会人になり、僕は鎌倉へ一人でやってきた。
かつての友人たちとはほとんど連絡を取らなくなっていた。
仕事を始めて９年が過ぎ、高校を卒業して18年が過ぎたところで、ふとtwitter経由で僕にメッセージが届けられた。
よく分からないアカウントに「誰だ？こいつは…」と思いながら返信した。
そして、その返事に驚いた。
なんと、あの高校時代を３年間共に通った友人だった。
彼のことは何度か気になったことはあった。
仕事を始めてからもふと「どこで何してるんだろうな？」と思っていた。
きっと彼もそう思ったのだろう。
twitterで僕の名前を打ち込んで見つけたらしい。
そして連絡をよこしたのは、昨年の11月だった。
いつか会おうと言いながらあっという間に１年が過ぎた。
そして、彼から「今月どうだ？」と連絡が来た。
家族が帰省しているタイミングだし、いいだろうと思って今日会うことにした。
高校時代に体重100kg、ウェスト100cmと豪語していた彼は、一時期は130kgにまで増えたようだが、今は80kgにまで減量させたらしい。
かたや、当時180cm、65kgだった僕は、身長はそのままで体重100kg、ウェスト100cmになってしまった。
お互い、当時の面影を残しながらも変わってしまった風体に、驚きながら笑ってしまった。
それでも、20年近くあっていない僕らの間にはそんな時間の溝はなく、お互いの時間の隙間を埋めるかのようにいろんな話をして盛り上がった。
今は、ちょっと離れたところではあるけど、共に関東圏に住んでいる僕ら。
また何かの機会に遭ったりしたいと思った。
やはり旧友はいいね！