大学時代の後輩と久しぶりの再会を果たし、大坂で飲んでいた。
久しぶりに入った大坂は、すでに僕の知っていた大坂ではなく、大きく様変わりしている。
そんな中でも商店街は大きく雰囲気を変えていないのはちょっと嬉しい。
そんな商店街の中で、後輩が案内してくれたBarがある。
それが、Bar THE TIME 天神。
店はこぢんまりとしているが、照明は暗く落とし、落ち着いた雰囲気の店だ。
とても気さくなマスターがカウンターに立ち、後ろには世界中のウィスキーが所狭しと並んでいる。
実は、僕はお酒は好きだ。
アルコールに対して強くはなく、疲れている時はコップ2杯のビールで寝れる位弱いのだが、
チビチビと味わって飲むお酒(アルコール全般)は実はとても好きだったりする。
学生時代には自分の部屋に複数のリキュールなどを用意し、友人らにカクテルバー
を開いたりしていた位だ。
結婚したらなかなかそんな余裕もなく、仕事の関係で飲みに行くくらいだが、そういう飲み会ってどうしても仕事の関係が絡んできて、落ち着いて飲めるものではない。
今日はそんなもんを取っ払って、気心知れた後輩と飲みに行った訳だが、
さらにそんな良い雰囲気の店に案内して貰って、とても美味しいウィスキーを多数飲ませて貰った。
ウィスキーを規定する要素はたくさんある。
どのような麦を使うのか、水は、どんな樽で、どんな環境で、どれだけの時間を寝かすのか、など、
多くの要素がその味わいと香りを決める。
それ故、その店にも100以上ありそうだが、マスターが言うには「まだまだ知らないウィスキーがたくさんある」らしい。
ただ、それだけウィスキーを愛するマスターが出す酒は、やはり旨かった。
最初に出されたのは、TAMDHUというシングルモルト・ウィスキー。
日頃ウィスキーを飲まない僕にとっては、入門編としてとてもスッと入っていき易いウィスキーだ。
香りもきつくなく、飲んだ時の口の中に広がる香りもまろやかだ。
次に出して貰ったのは、ARDMOREというやはりシングルモルト・ウィスキー。
最初に飲んだモノより少し香りがきつくなり、喉の奥に残る香りは突き刺さるような強さを持ちながらも喉から鼻に拡がる薫りを味わえる。最初のTAMDHUに比べると若干スモーキーだが、それがまたARDMOREの味わいだ。
最後に出して貰ったのは、GLENDRONACHというモノ。
シェリー酒の後の樽で熟成させたウィスキーだ。その樽の持つ甘い香りを持ち、その期待を裏切るウィスキーらしい深い薫りを口にした時に感じさせてくれる。
いずれもとても薫り高く味わい深いウィスキーだった。
また是非とも行ってみたい店だ。
Bar THE TIME 天神
〒530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目5
お初天神ビル2F
Tel. 06-6367-7116
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