ふと、亡くなった爺さんのことを思い出していた。
大正生まれで7人兄弟妹の次男で2番目。 大阪の田舎で生まれ、中学の時に父親を亡くしてから兄と二人で家族を支えてきた強者。 海軍学校に入り士官候補として卒業し、軍ではどこまで行ったかは分からないが、かなり偉かったみたいに言っていた。 どこぞのお嬢だった婆さんと結婚し婿入りして、娘二人が生まれた。 その妹の方が僕の母親だ。
幼少期に爺さんと共に過ごし、何かしら怒られていた印象があったが、 それほど強くは怒っちゃいないけど「まったくどうしようもない奴だ」と言われている印象だったのが「ぽこぺん」と言う言葉だった。
ぽこぺんって何だろ? 風呂に入りながらふとそんなことを思った。 そして風呂から出たところで調べてみる。
Wikipedhiaって便利だね。 書いてある内容の真偽は分からないけど、何か納得させられた。 それによると、日清戦争時代に使われ始めた言葉で、元は中国の言葉からきているとか。しかし、日華事変で中国人を蔑称するときに言う言葉であったという話もあり、放送業界では差別用語として自粛規制の対象となっていたりするようだ。
思い返してみれば、爺さんは何かと大陸の人種を蔑視するような発言をしていた。 本人にその意図があったかどうかは別にして、そういう意味では納得のできるWikipediaの内容だった。 不二家でおなじみのペコちゃんやポコちゃんもそこから来てるかも?
幼少期に言われた言葉をふと思い返して調べてみると、面白い事実が見えてきたりするもんだ。