派遣型救急ワークステーション

なかなか病院で医者が乗って現場に出動するドクターカーを持つのは予算的に厳しい。
以前に視察に行った新潟市民病院には、敷地内に消防の出張所があり、そこから医師と一緒に出動していたりしたが、そういう形で「消防署の救急車」+「医療機関」のスタイルができると、予算も削減できてかなりいい。

新潟市民病院のスタイルは、「消防署の再編」という手間が必要になり、それでいて消防署間での不公平感が生まれる余地があるが、横須賀市のスタイルは均等に割り振りができて良いかも知れない。

僕らの病院もドクターカーを持ちたいと言う希望もあったりするが、はたしてそれは叶う夢だろうか?
それ以前にまず救命センターにしなきゃなぁ。。。

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救急車と隊員、病院に常駐…横須賀市消防局(読売新聞(ヨミドクター) 4月6日(金)16時44分配信)

神奈川県横須賀市消防局は、市立うわまち病院、市立市民病院、横須賀共済病院と協力して26日から、救急車と救急隊員を病院に常駐させる派遣型救急ワークステーションを県内で初めて開始する。

隊員が病院で実習を行うほか、医師を救急車に乗せて出動することも可能で、市消防局と医療機関の連携を図ることで救急体制の向上を目指す。

市消防局の救急隊員102人が参加、3人1組で平日午前8時半~午後5時15分、3病院のいずれか1か所に常駐する。隊員は病院を救急医療の教育拠点として、医師から最新知識や技術を学ぶ。また、救急車に医師を同乗させて現場に行くことで、医師が直接治療したり、隊員が医師から指示を受けて処置したりすることが可能になる。

昨年9月から今年3月までの80日間の試行期間では、127件の出動回数のうち89件で医師が同乗した。昨年12月には、けいれん発作が続いて呼吸困難になった女性(68)に対し、先着救急隊が気道を確保、医師が薬を投与してけいれんを治めたケースがあったという。同10、11月には、50歳代と60歳代の男性が低血糖発作で意識障害を起こしたが、医師のブドウ糖投与で意識が戻ったという。

市消防局は、「すべての救急隊員が最新の教育を受けることで、市民に対する救急活動の質の向上につなげたい」としている。(光尾豊)

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