実はアマチュア無線の趣味がある。
免許取得は2012年現在で4級(電話級)。コールサインはJG1WDE。
免許取得は中1の頃だったが、大学時代に無線機を買うまで通信をしたことはなかった。
大学時代に暇に任せて始めた無線通信で、当時5階の部屋から京都・三重間で通信が成立したことが衝撃だった。
僕が無線を重要視しているのには理由がある。
僕が医学部に入学する直前に阪神大震災が起こった。
医療機器などがなければ何もできない現代医療に衝撃を感じ、一般電話などの通信網が使えなくなる通信の限界にも衝撃を感じた。
そう、無線通信は、災害対策の観点からも有用なのだ。
最近、無線の世界にも色々変化が出てきた。
特定小電力無線(特小無線)は10mWの出力しかないが、最近になってハイパワー無線機なるものが登場した。
なんと5Wもの出力を、無線従事者の免許なしで扱えるようになるというのだ。
通信距離としては市街地では3km程度だったりで、また使えるチャンネルも30ch程度だったりするが、それでも今まで使えなかった無線という手段を一般の人に開けられたのはある意味で革命的だと思う。
しかし、この5Wで得られる3km程度の通信距離は、実際にはあまり役に立たないかも知れないと感じている。
実際に職場から自宅までは3km以上の距離があり、通信手段としては物足りないと思うからだ。
現在の無線には色んな機能がある。
一つにはデジタル化がされて通信の秘匿性が高まったことだったりするが、
APRS機能があって、GPSとの連携や気象情報との連携など、様々の情報を無線通信を介して伝達し合える環境が整ってきている。
無線通信の世界は、知れば知るほど面白い可能性を秘めていると感じる今日この頃だ。